金投資 ~純金積立~

金投資の純金積立について、ファイナンシャルプランナーの辻畑憲男さんにそのポイントをわかりやすく説明してもらいました。また、純金積立の会社を選ぶポイントもありますので、ぜひご一読を!

■アドバイザーのご紹介
辻畑憲男
住宅メーカー、生命保険会社を経て現在浦安市内でファイナンシャルアドバイザーとして活躍中。 1999年にFPの上級資格(CFP)を取得し、FP講座の講師や執筆などをはじめる。2002年会社を設立。現在、保険相談、住宅ローン・年金・資産運用などの相談業務を中心に幅広い分野のネットワークを活かし、多方面にわたって活動中。

株式会社FPソリューション 代表取締役 辻畑憲男
千葉県浦安市北栄1-2-27  営業時間 10:00~1800
電話 047-352-7581 メールはこちら
ホームページ      http://www.fp-s.jp/

金投資 純金積立とは・・・

東日本大震災、ギリシャ、ポルトガルなどの財政不安、米国の国債の格下げ方向、中東の政情不安など不安要素が多くなると人気が出てくるのが金です。金は世界の通貨といわれ、世界の不況時に価格が上がります。

その”金”を毎月定額で購入していくのが純金積立です。

純金積立のメリット・・・「純金の量に限りがあるために長期的には上昇傾向が続く」「株や債券などと違いゼロにはならない」「不況や戦争、紛争などの有事に強い」などが上げられます。

純金積立のデメリット・・・「利息や配当金などはない」「元本の保証はない」「購入手数料、年会費などがかかる」などです。

投資として純金を考えた場合には急激な値上がりは期待できないのですが、商品と通貨という2面性を持っている分安定している投資先と言えるのではないでしょうか。よってローリスク、ローリターンであるといえます。純金積立を解約する場合には純金で受け取るか、現金で受け取るかを選べます。

純金積立のポイントは、ハイリターンを狙うのではなく、戦争などの有事のときのリスクヘッジをするための投資と考えたほうがいいでしょう。

≪純金積立の会社を選ぶポイント≫

    1. 購入手数料
    2. 年会費
    3. 積み立てた純金の保管方法

保管方法には「特定保管」と「消費寄託」があります。
「特定保管」とは純金積立取扱い会社の資産とは区別して保管する仕組みです。
よって純金積立の取扱い会社が倒産しても預けた純金は基本的には守られます。
「消費寄託」とは受託した金を純金積立取扱い会社が自由に運用をしても良いという契約ですが、後日いつでも同種、同等、同量のものを返還することを約束した契約です。会社が倒産した場合には100%戻ってくる保証はありません。ただし、「消費寄託」の保管方法をとっている会社で三菱商事など会社自体に資産価値が大きいところは気にする必要はないでしょう。