キャットラウンジ 猫の館ME♪ 保護猫カフェ見学&オーナーにインタビュー!

浦安市堀江の「キャットラウンジ 猫の館ME」さんへお邪魔してきました。

保護猫さんと触れ合える猫カフェスタイルのキャットルームやストア、イベントと猫尽くしのお店です♪

今回はお店の見学をさせていただき、オーナーの小倉 則子さんへキャットラウンジ 猫の館MEへの想いもインタビューしてきました!

キャットルームへ♪

しっかり手洗い・消毒をしたらキャットルームへ。

クリーンなお部屋でくつろぐ猫さんたち。ここには16匹ほどの保護猫たちがいて、家族に迎えてくれる人を探しています。

店長のケイティちゃんです。

おもちゃもいっぱいあり、お客さんやスタッフさんとノリノリで遊んでいましたよ♪

ちょっと怖がりな子は離れて周りの様子を観察。

ここへ来て間もない子は、ケージから慣らしていくそうです。

ケージの隙間からちらり。
おもちゃに釘付け!
ゆったりリラックス。ピンクの肉球がかわいい♪

猫さんたちは普段からここで自由に生活しています。

いつも猫さんが暮らしている空間に入らせてもらうことで、猫さんたちが持っている本来のキャラクターが伝わってくると感じました♪

ストアには猫用品や猫アイテムがたくさん!

ストアにはフードやケア用品、おもちゃなどの猫用品がいっぱい。フードは人が食べても安全と言われている(=ヒューマングレード)ものを取り揃えています。

腎臓や尿路ケアのフードもたくさんありましたよ♪

迷ったときはスタッフさんがフードの相談にも乗ってくれます。

災害用の猫用品も販売。

猫さんが舐めても大丈夫な除菌水は、キャットルームでも使用しているもの。

スタッフさんの管理とこちらの商品の力で、キャットルームはびっくりするほど臭いがありませんでした!

インフルエンザなどの予防にもよいとか。

おもちゃもいっぱい!

こちらは文具や雑貨などの猫アイテムのコーナー。

猫のダヤンのアイテムがたくさん並んでいましたよ♪

アート作品もかわいい♪

オーナー 小倉 則子さんにインタビュー♪

いまだ年間数万頭以上の犬猫が殺処分されている日本。

そんな中で大人の猫さんに特化した保護猫カフェをしているのが「キャットラウンジ 猫の館 ME」さんです。

MEでは保護主さんから、保護された大人の猫を預かり、猫さんを迎え入れたいという人との縁をつなぐ場として、保護猫ラウンジを運営しています。

オーナーの小倉 則子さんに、キャットラウンジ 猫の館MEについてお話を伺いました♪

ここにいる猫はどんな子たちですか?

ここにいるのは大人の猫さんたちです。

譲渡会に出ても里親が決まらずに、大人になった子たちですね。

みんな可愛い猫さんたちですね!

猫さんって、譲渡会では魅力を発揮できない子がたくさんいるんです。

普段は遊ぶのに、譲渡会ではいつものお家じゃないから、怖くて恥ずかしくて、ベッドの下に潜ってしまったり、ケージの一番奥に隠れてしまったり。

譲渡会で緊張している猫さんは、本当は可愛い子なのに、譲渡希望の手がなかなか上がらない。

そうして1歳になるともう成猫なので、譲渡会のケージも素通りされちゃうんですよね。

だけどお家ではまだまだ甘えるし、遊ぶし、ナデナデも好きだし。

そういう子たちにもお家を見つけてあげたいっていう思いもあって。

子猫は愛護団体さんがやっていらっしゃるし、譲渡もしやすい。

成猫に特化していると、譲渡ってあざやかにポンポンって決まらないんですけど、この7年で174頭の猫さんがここを卒業しています。

飛び跳ねたり、寝転んだり。猫さんたちみんな楽しそうにしてますね!

保護猫ラウンジの良いところは、猫さんが普段暮らしている場所に譲渡希望の方が来るところ。

譲渡会のように猫がアウェーではないんですよね。

そうするといつもの遊んでる姿とか、おやつを楽しそうに食べてくれる姿とか、ナデナデされたりとか、猫さんの素の姿を見れるんです。

ここに来るまでに猫さんたちは怖い思いをしていて、心を閉ざしている子もいっぱいいます。

特に大人の猫さんであればあるほど、心にキズを負っている子も多くて。

1頭1頭にストーリーがあって、ここではそこにも寄り添っている感じですね。

キャットラウンジ 猫の館MEに対する想いを聞かせてください

ここでは「こんなにかわいいキュートな大人の猫がここにいますよ!」っていうのを皆さんに伝えることで、縁を繋ぐ役割をしています。

はい!みんなキュートです。

ここを始めたときは保護猫カフェは日本に10件もなかったんですけど、もうすぐ7年が経つ今では100件以上に増えましたね。

この7年で保護猫の認知も高まっていて、「救える命があるならば、保護猫さんをうちに迎えたい」という人がとても増えています。

嬉しいですね!

譲渡後もストアにお買い物に来てくださる方が多くて、そんなときに今の猫さんの写真を見せてくれると、やっぱりすごく幸せですね。

「お家がない猫さんを幸せにしてあげたい!っていう気持ちだったけれど、幸せをいっぱい貰っているのは、実は自分の方だったんですね」っていう、感激するようなお話も聞けたりして。

あぁやっぱりよかったなって、そういう時は思いますよ。

ここではペットショップではお話しないような、この子はこんな悪さもしますよー!っていうのも全部お伝えするんです。

言っちゃうんですね。笑

猫さんの当たり前も、初めて迎え入れる方にとっては知らないことだらけ。これを伝えずに家族になっても、猫さんも幸せじゃないし、人も幸せじゃないですよね。

適正な猫との暮らし方をお伝えするっていうのも、私の役目だと思っています。

なるほど〜。

猫さんって本当にたくさんの幸せをもたらしてくれるんですよね。

その幸せな気持ちをぜひ、皆さんにも味わってほしいという思いもあって。

それで、猫カフェスタイルのお見合いの場として、ここを運営しています。

保護猫カフェの運営で大変なことは何ですか?

一番困っているのは資金です。動物が好きで保護猫カフェを始めた人でも、経営が苦しくて2~3ヶ月で辞めちゃう人も多いんです。

ここも資金は持ち出しのほうがずっと多かったんですけど、ようやく経営分岐の底をついて、物販の売り上げが追い付いてきました。

☺️ストアにはいろんなグッズがあって驚きました!

保護猫カフェの運営は、入館料だけではまかなえなくて。

保護主さんに養育費をいただいたり、フォスター・プラン契約といって、一般の方に猫の足長さんになってもらったり。

ほかにも、ボランティアでお掃除に来てくださったり、手作りアイテムの売り上げを運営の費用にしてくださったり。

色々な方たちの支援で成り立っている部分もあるんですね。

猫ヨガなどイベントへの参加も支援になりますし、ネットショップでのお買い物でも猫さんをサポートすることができるようになっています。

無理のない範囲でできることをしていただけるように、いろいろなサポートの仕方を考えていて。

ここでは楽しくお金を使っていただける仕組みを作るようにしています。

今後、達成したい夢について教えてください

動物を迎え入れるなら保護施設へ行こうっていうのが当たり前の世の中になるといいな、と思っていて。

保護猫さんを迎え入れるのが当たり前の選択肢の世の中に、日本が成長していくと良いなっていうのが目標ですね。

あと、ビジネス的には猫実にお店を持つっていうのが夢です!

猫がつく地名って珍しくて日本にそうそうないのに、浦安には猫実っていう地名がありますからね!

たくさん夢があってすてきですね!

辛すぎて辞めたいって思うこともありますよ。

でも、猫さんの卒業が決まる瞬間とか、卒業した何年後かに家族の方から「猫さんに幸せにしてもらってる」ってしんみり言われたりすると、あぁやっぱりやってよかったのかなって思いますね。

―――――猫さんを取り巻く現状への複雑な思いや、猫さんたちへの愛情をたくさんお話しいただきました。小倉さん、ありがとうございました♪

店舗情報

住所:千葉県浦安市堀江6-9-1Rita新浦安

電話:047-720-2222

※営業日・定休日については変則もあるため、公式ホームページよりご確認ください

公式ホームページ

https://nekonoyakata.me